オンライン授業とは、インターネットを通じて教育・学習を行うこと。パソコンやスマホ、タブレットといったネット接続されたデバイスを使って受講することで、教室など一カ所に集まることなく、授業の実施を可能にします。
もちろん、教室で行う授業と同じく、教材や講義ビデオの配信、提出の回収、意見交換もテキストチャットや音声通話を活用して行えます。
◆オンライン授業の種類
オンライン授業は、大きく分けて「オンデマンド型」と「双方向型」という2つの形態に分けられます。
【オンデマンド型】
あらかじめ撮影・録画済みの動画をアップし、学生が好きな時間に視聴(学習)する形式。自分のペースでの利用、巻き戻しや繰り返し視聴が可能です。「スタディサプリ」「Classi」(クラッシー)「Google Classroom」などが代表的なサービスです。
【双方向型】
教える側と学ぶ側が、同じ時間、同じツールを使って、映像や音声でやり取りしながら進行する形式。オンデマンドが録画に対し、こちらはライブ配信が基本。Web会議などでも使われる「Zoom」や「Meet」「Skype」などが主に利用されます。
どちらも同じオンライン授業と呼ばれますが、録画かリアルタイムかで次のような違いが見受けられます。
・オンデマンド型:教える側が事前にさまざまな要素を仕込むことが可能。受講側は受け身になりやすく、モチベーションに依存してしまう面も。
・双方向型:リアルタイムなので従来の授業と同じ感覚で受けられる。音が聞こえない、画面が見えないといったトラブルも起きやすい。
◆オンライン授業化によるメリット&デメリット
さまざまな分野でオンライン授業化が継続、発展していくと言われていますが、教室などに集まって対面で行う授業形式と比べると、どのようなメリット&デメリットがあるのでしょうか。
【オンライン授業のメリット】
(1)災害などの緊急時も授業が受けられる
大きなメリットの一つが、ネット環境があればどこでも受けられる点。新型コロナウイルスのような緊急時も、授業継続が可能です。
(2)時間やコストの節約が可能
教室までの移動時間や移動費が不要に。教える側も教室準備の費用を削減できるなど、双方にメリットがあると言えます。
(3)居住地に関係なく高い水準の講師・授業を受講
都心部に集中しがちなトップクラスの講師陣の授業も、オンライン授業なら住んでいる地域問わず、受講が可能に。国内だけでなく、海外講師の授業も同様です。
(4)過疎化が進む地域の教育&企業研修への応用
少子高齢化が進む中、地方では過疎化による閉校問題が取り沙汰されています。そういった地域で暮らす学生を、オンライン授業で救済することも。また学びという意味では、企業研修でも役立つと言えるでしょう。
(5)学費が安い
「学費の安さ」です。
違いが歴然です。
この学費の安さが通信制大学の最大のメリットです。
(6)通学課程と同じ「学士」を取得できる
通信制大学(大学通信教育)は、文部省(文部科学省)に認可された正規の大学教育です。
ですから、卒業すれば、学士の学位を得ることができます。
通学課程の卒業生と何ら変わりはありません。
(7)働きながらでも学べる
社会人として昼間に働いている方が通学制の大学(夜間部を除く)に通うことは現実的に不可能です。
ですが、通信制大学なら、自宅学習が中心となりますので、昼間に働きながらでも学ぶことができます。
最近は、働きながら学ぶ社会人に配慮して、スクーリングを自宅のパソコンで受講できたり、単位修得試験を自宅で受験できる通信制大学も増えています。
中にはeラーニングのみで学習が完結して、通学不要で卒業できる通信制大学まで登場しています。
(8)自分のペースで学べる
通学制の大学は、決められた時間割通りに授業が進んでいくため、自分のペースで学ぶということが出来ません。
これに対し、通信制大学は、自分でスケジュールを組み、自分のペースで学んでいけます。
(9)様々な年代の方々と交流できる
京都芸術大学 通信教育部では、全国で18歳から96歳の方が学ばれているそうです。
このように通信制大学では、幅広い年代の方々が学ばれています。
スクーリング(面接授業)では、職業も年代も実に様々な方々と出会うチャンスがあります。
それに通信制大学で学ばれている方は「大学卒業資格を取得したい!」「資格を取得したい!」「キャリアアップに役立てたい!」など、モチベーションが高い方が多いです。
スクーリング(面接授業)などで他の学生さんと交流することで大いに刺激を受けること間違いなしでしょう。
(10)入学試験がない
通信制大学に入学するには入学試験(学力試験)がありません。
多くの通信制大学は、書類選考のみで入学が可能となっています。
大学入学資格さえあれば、誰でも“大学生”になれるチャンスがあります。
大学入学資格が無くても(中卒、高校中退 etc.)、特修生という制度で入学のチャンスを設けている通信制大学もあります。
【オンライン授業のデメリット】
(1)インターネットの通信環境や利用する端末・機器に依存
地域や人それぞれ、利用している回線はさまざま。速度が遅い回線や電波が弱い地域などでは、途切れや遅延といった現象が起きがちです。また使用する端末の種類やスペックの影響を受けやすいのも難点の一つです。
(2)電子機器の長時間利用で健康に影響も
視力や聴力の低下、ブルーライトによる影響など、健康面への懸念も指摘されています。座りっぱなしによる運動不足にも注意が必要です。
(3)学位・単位付与に疑問も
オンラインでも試験実施は可能ですが、カンニングのリスクは否めません。アメリカの大学では実施しているところもあるようですが、不正の影が拭えないため、学位や単位付与、昇進試験には不向きという意見もあります。
(4)すべての人に等しく受講させるのが難しい
オンライン授業は、目や耳で情報を得ることを前提にした学習方式。そのため、目や耳が不自由な人がオンライン授業を受けるには、さまざまな対策を講じる必要があります。またパソコンの有無やスキルの差など、解決すべき問題も。
(5)自学自習が多い
通信制大学は、履修科目の約7割がテキスト履修科目、約3割がスクーリング履修科目となっています。
スクーリング履修科目は、通学制大学と全く同じで大学キャンパスなどに通学して、教員から直接指導を受ける科目です。
そして、履修科目の大部分を占めるテキスト履修科目は、テキストや参考文献を読み込んで2,000文字程度のレポートにまとめる“自学自習”の学習形態です。
この自学自習の学習形態に最初は苦労される方も多いようです。
(6)意志が強い人でないと続かない
通信制大学の卒業率は、10~20%程度だと言われています。
先述の通り、通信制大学は自学自習が学習の中心となりますので、意志の強い方でないと、途中で挫折してしまう恐れが強くなります。
(7)通学制よりも評価が劣る場合がある
先述の通り、通信制大学(大学通信教育)は、文部省(文部科学省)に認可された正規の大学教育です。
取得できる学位も通学課程と何ら変わりはありません。
ですが、通信制大学は通学制大学よりも評価が劣る場合があります。
(8)人とのつながりが希薄
通信制大学は、自宅学習がメインとなりますので、どうしても人と人とのつながりが希薄になります。
「それでも良い。」という方なら構いませんが、「人とのつながりを大切したい!」という方は、スクーリング(面接授業)時に積極的に仲間作りをする、学生専用SNSなどで積極的に交流を持つ、などの姿勢が大事でしょう。
(9)卒業が難しい
通信制大学は入るのは簡単ですが、卒業はとても難しいです。
通学制大学のように授業に出席さえしていれば、何とかなるといった甘いものではありません。
きちんと学習した方のみが卒業というゴールに到達することができます。
(10)疑問点をすぐに解決できない
テキスト学習をしていると、どうしても理解できないポイントが出てきます。
そんな時、郵送や大学のWEBシステムなどを使って、担当教員に質問することはできます。
ですが、回答が後日になるなど、即座に疑問点が解消されないジレンマがあります。
サイバー大学とはソフトバンク株式会社が設立した通信制大学です。
文部科学省認可の普通の大学であり、当然卒業時に大卒の学位を取得することが出来ます。
しかしながら「インターネットを使った通信制大学」であるため、少々特殊なイメージがあるかもしれません。
実はこのサイバー大学は進学メリットの大きい非常に優れた大学なのです。
しかしながら新しい形態の大学であるゆえに、様々疑問を持つ方が多いようです。
入学試験がないため、サイバー大学には偏差値はありません。
名前だけでFランク大学だと勘違いされる方もいるようですが、その認識は誤りです。
なお、WEB内で願書や志望動機を書いて送信してサイバー大学より入学許可の通知が返って来れば、入学することが出来ます。
サイバー大学は1年次から入学すると、最大で8年在籍することができます。
しかし、4年で卒業しても8年かかって卒業しても授業料は全く同じなんです。
忙しい社会人の方でも、安心して学習することができます。
サイバー大学は、入学してから一度も通学することなく卒業できるシステムでは日本初の通信制大学です。
実は通信制大学と言っても、期末試験の受験や、実際にキャンパスに行って受ける必要のある授業があります。
なので、入学してから卒業するまでの全てがネットで完結する通信制大学は意外と少ないんです。
大学のキャンパスが自宅から近ければ良いものの、遠かったら毎回試験の際に新幹線や飛行機で通学するのも大変です。
サイバー大学なら、「いつでも」「どこでも」自分のペースで授業を進められます。
サイバー大学の一番の魅力は、なんと言っても通学不要で「いつでも」「どこでも」学習ができるところです。
なんと90%近くのサイバー大学の学生が「通学不要」が入学の決め手になったと言っています。
通学の時間の余裕がなくても、サイバー大学なら大卒の資格を取れますよ!
また、大学内の掲示板やSNSで他の学生と関わるとができます。
様々な年代、職業の方と繋がれる良いチャンスです!
逆に、誰にも会わずに一人で勉強したいという方は、そういうツールを使わずに黙々と勉強することももちろん可能です。
就職についても良い評判が見受けられます。
ソフトバンクグループのネットワークを生かした就職支援は、サイバー大学にしかできないことです。
また、IT企業の中でのサイバー大学の評価も高いです。IT企業に就職・転職をしたい方にはぴったりの大学でしょう。
資料請求は無料であり、試験の概要や勉強のカリキュラムなどをざっくりパンフレットで把握できるメリットに加え、卒業生の声など読みたくなる情報も読むことができます。
また、人間こういうことは得てして後回しにしがちですが、実際のパンフレットを目の前にすれば間違いなく読むと思いますので、サイバー大学に興味がある人、詳しく知ってみたい人は、行動の動機づけという意味でもすぐに資料請求をしておいたほうが良いと思います。